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横浜国立大学がグローバルCOEに採択される!

横浜国立大学の「アジア視点の国際生態リスクマネジメント」プログラムが、平成19年度文部科学省グローバルCOE採択されました。

プログラムは,本学の大学院環境情報研究院が中心となり、人口増加や経済発展に伴って環境劣化が著しいアジアにおいて生態リスクの適切な管理に貢献するために、@アジア視点から国際的なリスク管理の理念・基本手法・制度を解析して、A生態系の調査を踏まえた外来生物、生態系サービスなど具体的なリスク管理手法を提示します。B農薬・肥料・有害物質管理、バイオマス高度利用、遺伝子操作作物利用、廃棄物循環利用等、具体的実践的な生態系サービスのリスク管理を促進するため、C研究者・行政・企業・市民のネットワークを国際的に構築するとともに、D若手研究者等の国際的な人材育成拠点の形成をします。

「欧州の予防原則と米国の順応的管理とが対立」しているリスク管理の理念・方法を、法規制と自主規制との調和を実践している「アジア視点」から構築することが本プログラムの特色です。

グローバルCOEとは:大学院の教育研究機能を一層充実・強化し、国際的に卓越した教育研究拠点を重点的に形成し、国際競争力のある大学づくりを目的として、文部科学省が募集をする事業です。1件当たり年間数億円を5年間継続的に交付。初年度の平成19年度は158億円の予算で5分野を公募。63件が採択。



学長から

学長 飯田嘉宏

国際都市・横浜とともに歩んでまいりました横浜国立大学は、「実践的学術の拠点となる」ことを大学の目標として、自然と人間が調和する地球環境の創生する実践的・先進的・学際的研究の推進に努めてまいりました。

本学は、これまで環境科学・研究リスクを先進的に取り組んでおります。昭和48年に国立大学ではじめて「環境科学」の研究センターを設立して以来、環境情報の大学院、安心・安全の科学研究教育センターを設置するなど環境とリスクに関する研究教育の力を入れております。また、21世紀COEでは「生物・生態リスクマネジメント」プログラムが採択されました。その成果を踏まえて大学院に「環境リスクマネジメント専攻」を昨年に設置しました。現在、化学物質の生態リスク、ユネスコMAB計画、予防順応的環境マネジメント手法などの分野では、本学が中核研究機関となっております。本プログラムは、「実践的学術の拠点」「自然と調和する地球環境の創生に貢献する大学」の柱となるものです。



プログラムリーダーから

プログラムリーダー
松田裕之

目指すは、「環境リスク管理学」の国際的教育研究拠点。従来の縦割りではない複合の学問「環境リスク管理学」を構築し、国際的人材を育成することは、リスクが大きな次世代社会を、持続可能で信頼と安全が得られる社会とする基盤になります。特に人工増加や経済発展が著しいアジア諸国における環境と開発が調和した社会作り、および多くの資源をアジアに依存し、製品を輸出している日本の持続可能な社会作りと国際的なイニシアティブの発揮に大きく貢献するものです。

松田裕之
1957年生まれの理論生態学者。生態系管理、保全生態学の分野では第一人者。主な著書に『「共生」とは何か』(現代書館)、『環境生態学序説』(共立出版)、『ゼロからわかる生態学』(共立出版)など。